日本の脳卒中の現状を浮き彫りに

メディカル朝日 2015年6月号 p.85 BOOKS PICKUPより

世界でトップクラスの登録者数による急性期脳卒中患者のデータを詳細に解析して臨床の現状を映し出す、貴重で多角的な情報集。本版では、1999年から2012年までの大規模な登録データによって年次推移も追えるようになり、超高齢化による心原性脳塞栓症の増加や、脳ドックなどでの予防手術によるくも膜下出血の減少傾向、t-PA承認後のデータなども解析した。
朝日新聞社より転載承諾済み(承諾番号23-1634)
朝日新聞社に無断で転載することを禁止します


日本における脳卒中の現状を浮き彫りにする好評書

Medical Tribune 2015年4月23日 本の広場より

2003年の初版発刊以来,脳卒中データバンクでは着実に参加施設や登録例数が増え続け,海外にも知られるようになった。本書は,2009年版から倍以上に増えた10万例を超える急性期脳卒中患者の登録データを集計・解析した全面改訂版。大規模データならではの多角的な解析で,日本における脳卒中の現状を浮き彫りにする好評書。登録開始から13年以上を経て年次推移も追えるようになった上,超高齢社会の問題点や脳ドックの脳卒中発症予防効果,新薬の治療効果などに関してもグラフや図表で解説している。