ヴィジュアル糖尿病臨床のすべて

各種エビデンスを参考とし，
日常臨床ですぐに役立つ実用情報を満載！

［全10冊］

シリーズの特色

歩の著しい糖尿病臨床からホットなテーマを厳選した魅力のあるコンテンツ
膨大な量の知見，エビデンスを効率的に理解するために設けられた「注目の症例」「Advice from Expert」「知っておきたいTOPICS」「エビデンスの扉」
臨床上で治療や診断のターニングポイントと成りそうな場面をQ&A形式で展開する「診療ミニQ&A」
読者の利便性を高めるための情報提供として各巻の内容に関連した薬剤や機器などの巻末に一覧として掲載

刊行にあたって

　糖尿病は一つの疾患名と考えられがちであるが，実際には高血糖を呈する症候群と考えることが必要である．その発症には多くの因子がかかわり，その成因や病態の同定には優れた臨床的洞察力と最新の知識を必要とする．日々進歩する糖尿病の治療法の十分な理解と適切な臨床応用も必須であり，患者の合併症を把握し，適切に対応する臨床力も求められる．

　シリーズ『ヴィジュアル糖尿病臨床のすべて』では，特に糖尿病診療に興味をもっておられる医療者を対象に考え，糖尿病の診断や治療に重要な10の大きなテーマを選択し，それぞれに造詣の深い10名の糖尿病専門の先生方にテーマに沿った専門編集をご依頼した．この専門編集の企画にあたっては，実際に第一線で糖尿病診療に従事しておられる先生を中心に執筆をいただくようにお願いをした．それぞれの専門編集の先生方のご尽力と，多忙な診療の合間に執筆をいただいた先生方のご協力のおかげで，本シリーズでは糖尿病のあらゆる重要項目について，その背景の理解から臨床応用に至る必要かつ十分な事項が記載されている．この場を借りて，ご企画や執筆いただいた先生方のご協力に深謝したい．

　本シリーズでは，フルカラーでかつできうる限り図表を取り入れ，一読いただくことで容易に知識が手に入るように工夫を凝らしている．また各巻は，それぞれが独立したものとして成り立つように企画されているので，興味のある巻だけをお読みいただいても良いし，全巻揃えていただき，糖尿病臨床の奥深さを十分理解いただくのもありがたいと考える．

　本シリーズが，今から糖尿病診療に携わる内科医や，すでに糖尿病診療に深くかかわっておられる内科医，あるいは糖尿病専門医の皆様の参考になることを心より願うものである．

2011年5月

熊本大学大学院生命科学研究部代謝内科学
荒木栄一

編集主幹 / 専門編集委員

ヴィジュアル糖尿病臨床のすべて

編集主幹：

荒木栄一（熊本大学）

専門編集委員：

池上博司（近畿大学）
稲垣暢也（京都大学）
植木浩二郎（東京大学）
古家大祐（金沢医科大学）
谷澤幸生（山口大学）
中村二郎（愛知医科大学）
西川武志（熊本大学）
前川　聡（滋賀医科大学）
山田祐一郎（秋田大学）
綿田裕孝（順天堂大学）

全10冊の構成

B5判／並製／各巻250～350頁／本体価格　5,800～7,000円

タイトル	ISBN	価格
最新インスリン療法　改訂第2版専門編集：綿田裕孝（順天堂大学）	ISBN：978-4-521-74169-7 2015年5月22日刊
糖尿病合併症－鑑別ポイントとベスト管理法専門編集：西川武志（熊本大学）	ISBN：978-4-521-73376-0 2011年5月23日刊
スマートな糖尿病診断と治療の進め方専門編集：谷澤幸生（山口大学）	ISBN：978-4-521-73377-7 2011年8月19日刊
糖尿病治療薬の最前線　改訂第2版専門編集：稲垣暢也（京都大学）	ISBN：978-4-521-74258-8 2015年7月22日刊
糖尿病網膜症のすべて専門編集：前川　聡（滋賀医科大学）	ISBN：978-4-521-73379-1 2012年2月14日刊
糖尿病予防と治療のエビデンス専門編集：植木浩二郎（東京大学）	ISBN：978-4-521-73380-7 2012年5月22日刊
小児・思春期糖尿病の対応マニュアル専門編集：池上博司（近畿大学）	ISBN：978-4-521-73381-4 2012年8月17日刊
糖尿病腎症のすべて専門編集：古家大祐（金沢医科大学）	ISBN：978-4-521-73382-1 2012年10月18日刊
糖尿病性神経障害専門編集：中村二郎（愛知医科大学）	ISBN：978-4-521-73383-8 2013年3月19日刊
糖尿病患者の食事と運動－考え方と進め方専門編集：山田祐一郎（秋田大学）	ISBN：978-4-521-73384-5 2014年3月4日刊