看護教育 2011年9月号 Vol.52 No.9 BOOKSより

 精神療法の第一人者の半生記が1冊にまとまった。精神医学における知と技の寄与し合う関係をひも解き,自らがどのように技を育んできたのか,その工夫と心の軌跡をたどり,「多くの方々に負担と害を及ぼしてきました」(「おわりに」より)と,進歩ばかりでなく,弊害をも冷静に振り返る。精神科医としての「不安な船出」から,「離魂融合」という独自の面接法に至る道筋は圧巻